【三ツ川カルタ2020レポート】 大の字になってマチを学ぶ

三ツ川の魅力がギュッと詰まった「三ツ川カルタ大会」

「三ツ川カルタ」は三ツ川タウン（名古屋市西区上小田井エリア）の子どもたちに大人気のご当地カルタです。今では、三ツ川カルタが山田図書館の郷土資料コーナーに置かれたり、自治会の行事にも採用されたりと、三ツ川タウンに欠かせない存在になっています。

カルタ大会が各地で自然発生！！～開場～

運営メンバーが朝9時に集合して設営した会場に、受付を終えた子どもたちが続々と入ってきました。
友達同士で楽しくおしゃべりをする子どもたちもいれば、書道コーナーで自由自在に文字を書く子どももいました。中には、「頑張るぞ！」と本日の意気込みを書く子どもたちもいて、参加者のやる気が伝わってきます。

特に、驚いたのは、子ども達が自主的にカルタを練習しはじめたことです。運営スタッフがなにも声をかけていないのに、「練習しようよ！！！」とまるでゲームをするような感覚でカルタの練習を次々にスタートしていたのです。

三ツ川カルタがこのマチに根付いてきたなと実感した瞬間でした。

「もう待ちきれない！」～オープニング～

ついに、三ツ川カルタ大会が幕を開けました！山田図書館館長からははじめの言葉、三ツ川スタッフからは三ツ川タウンの活動の紹介や三ツ川カルタの説明がありました。

三ツ川カルタの説明をしている間も、子どもたちはどこか落ち着かない雰囲気でそわそわしています。「早くカルタやりたい！」そんな心の声が聞こえてくるようでした。

初心者も上級者も子ども大人も「ハイッ！」 ～第1回戦&第2回戦 ～

今回は小学校低学年～60代までと幅広い年代の方々が参加くださいました。1～2回戦は全員参加のポイント制で、ここで取った札の合計の上位4名が決勝に進むことができます。

上級者チームと初心者チームが分かれ、さっそく試合が始まりました！！

・「ハイッ！」と詠み手の声に反応し、カルタに大の字になって飛び込む男の子
・取ったカルタを見せながら「やったー！」と叫ぶ女の子
・楽しそうにマチのことを話している小学2年生くらいの男の子とおじいちゃん

など

ワクワクしながらカルタをする参加者の姿を見ることができて、プロジェクトメンバーとしてすごく嬉しい時間でした。

レジェンドvs予選を勝ち抜いた猛者たち ～名人戦～

いよいよ、チャンピオンを決める名人戦が始まりました。過去2回大会を制しているレジェンドと予選を勝ち抜いた3人の戦いとなりました。予選の盛り上がりとはうってかわって、会場は静寂に包まれています。「パシッ！」というカルタを取る音が聞こえるほどです。

名人戦での戦いは一瞬で勝負が決まります。名人戦まで勝ち上がった猛者たちは全員下の句を覚えているので、上の句が読まれた時点で札がとられ、勝負がついてしまうのです*。我先にと絵札に飛び掛かる様子は迫力満点でした。

歴代最強名人の圧勝かと思われましたが、他の3人も「絶対名人になるんだ！」という強い思いで、バシバシ札を取っていきます。上の句の1文字目で勝負がついたシーンでは、名人戦を見つめる観衆から「おおー！！」という歓声が飛び交いました。

名人戦の様子はこちら⬇
https://www.instagram.com/p/B7cyAZRjSW3/?igshid=mm8fc4qgxdnh

＊三ツ川カルタは、百人一首と同様に、読み手が上の句を読み、参加者は下の句を取るスタイルです。

わずか2枚差！！名人は誰だ！？

名人戦の終了後、カルタの枚数を4人が数えます。
ここで、レジェンドがポツリと、

「負けたかも・・・」

そのぐらい他の3人が手強かったのです。

そして、結果発表です！！！

選手はもちろん観客の皆さんのドキドキが会場の中に渦巻いています。

第4回三ツ川カルタ大会のチャンピオンは

・・・

レジェンドでした！！！

やっぱりレジェンドは強かったです！3回目の名人獲得です。でも、2位とはわずか「2枚差」と、歴史に残る接戦でした。

チャンピオンには、盾と副賞（三ツ川グルメ詰め合わせ）のプレゼントです。おめでとうございます！！

2位～4位にも副賞が渡されました。大人たちを圧倒する強者ばかりでした。来年こそは「打倒レジェンド」を期待しています！！

参加してくださった皆様、ありがとうございました！！

今回参加できなかった皆さんもぜひご参加お待ちしております！

最後まで読んで下さりありがとうございました！