2016.7.16三ツ川インタビュー
全国のパオ好きが集う!知る人ぞ知る今井自動車
皆さん、車離れが最近報道されていることが増えましたが、最近車って乗ってます?
平成元年頃に発売された古い国産車ですが、日産の「パオ」という車ご存知ですか?
未だに一定層の方々からコアな支持を受けている車です。
古い車なので最近はお目にかかる回数も減ってきましたが、
この三ツ川エリアにパオに力を入れて見える中古車販売修理会社の「今井自動車有限会社」さんがあります。
使い捨てではない車
今井自動車の今井さんにお話を伺っていると一般的な車屋さんではなかなかないことが・・・。
「お店で売った車が戻って来るんです。」
その車が乗りたくて仕方なく、一つの車種を求めて全国からお客さんがやってきます。
今ある置いてある車だと神戸や東京のお客さんの車なんかもあるそうです。
そうすると次に思いを持って乗ってほしいので、他ではなく買った今井自動車さんのところに戻って来るようです。
「それとね、お客さんが違うんだよね。」
車に対して思いをもった人と話をしていると、非常に気持ちのいいやりとりができるようです。最初は業務の息抜き感覚でパオを触り始めたことが、パオを愛するフィーリングが合う人たちと今井さんを繋いだようでした。
思いを持った車と関わっていると新車を買う価値観とは全く違った人が全国から集まり、今井さんを介して次の思いのある乗り手に引き継ぐ愛ある仕組みができていました。
レトロなディテール
この車は現在の新車のラインアップには全くないデザインが各所に散りばめられていました。
フロントのライトはまつげがついたような可愛いデザイン。
バックは内部と一体になったトランクが使い勝手も考慮されています。
内装は今までの所有者の趣味趣向が残った一点ものの車になっているところが思いが詰まっている証ですね。
これからのパオの行く末
ただ今井さんとこの話をしていると、こんなに愛すべきパオの行く末が危ぶまれることもお聞きできました。
「もう部品がね・・・」
やはり国産車とはいえ、いい年数が経っているので正規のディーラーでも修理は断られることが多いそうです。
それはもう技術の問題ではなく、部品がなくなってきているからだそうです。
部品として使うために古いパオをもってくることもあるそうです。
当時の生産台数は限られていますし、部品だけをつくってくれる工場も少ないので、これからずっと乗れる車ではないかもしれません。
今、みなさんが乗っている車はどんな車ですか?
次の車を考えている方は今までの乗り手の思いの詰まった「今しか」乗れないパオをご検討されてはいかがでしょうか。
今までにはないドライブライフが待っているかもしれません。
今井自動車有限会社
営業時間:09:00~19:00 定休日 日・祝日
愛知県名古屋市西区歌里町216